狩り納め〜槌VS紫毒姫〜
さてさて、狩り納め第2弾!
第2弾とか言ってる時点で狩り納めの意味を間違えてるような気がするけど第2弾!
だいぶ前の日記で仲間と共に、とある二つ名持ちモンスターに挑んでコテンパンにされた、という日記を書いた。でもご愛読くださっている方は『どれ?』ってなると思う。二つ名持ちモンスターにコテンパンにされた日記しか無いからね。
………ホイホイっと!
今回のお相手は、こちら!
…………。
………(死を覚悟した)
紫毒姫
である。
今出ている二つ名持ちモンスターの中では最強のオンナである。前回は本当に何もできずに戦闘不能(リタイア)まで追い込まれた。しかも3人で行ってほんの2、3分である。圧倒的な力の差を見せつけられたのだ。
だが、今回は違う。
前回に比べ、装備は整った。
そして、裸修行という荒修行を越えた。
機は熟した。
今こそ1人であのバケモノを越える!
筆者の分身アキラのステイタスは以下。
武器
鬼鉄丸
攻撃力 120
斬れ味 緑長
麻痺 8
防具
頭 レウスヘルム
胴 レウスメイル
腕 レウスアーム
腰 レウスフォールド
脚 レウスグリーブ
スキル
攻撃力UP (大)
弱点特効
防御力dhow (小)
総攻撃力 140
総防御力 195
である。
……下位装備じゃん。
何が装備は整っただよ。
いくぜぇ!
分身アキラは鬼鉄丸を担ぎ、前と同じように解毒薬をカバンにぶち込んで紫毒姫の待つ沼地へと出撃した。現地に到着すると、真っ直ぐに一番上の小麦色の草が揺れる、あの場所に。
彼女は前と同じように佇んでいた。
敵を認めるや否や一声吠えると、その身体に秘める暴力を解放した。筆者、金色に輝く鬼鉄丸をリオレイア…いや、紫毒姫の頭目掛けて振り下ろした。
ガキンッ!
いとも簡単に弾かれてしまった。
しかし筆者は冷静そのものであった。頭が弾かれるのは予測していたのだ。では、今回の筆者の戦法とは。それは…
頭がぶっ壊れるまで叩きまくる!
これである。
ハンマーには攻撃力が高く、なおかつ弾かれてモーションにならない攻撃が多い。だからゴリ押しの戦法を取ったのだ。頭さえ壊せばこちらのものである。が、流石は二つ名持ちモンスター。そうそう簡単に攻撃の機会を与えてくれない。
巧みな、毒をまとった尻尾攻撃
トリッキーな攻撃キャンセル
硬い肉体に猛毒の尻尾、さらには狡猾な攻撃方法、ほとんど初見のようなものだったので、筆者は翻弄された。だが、とりあえず尻尾だけ当たらないように火炎放射の時を重点的に攻撃し、見事、頭の部位破壊に成功する。
そうすればこちらのもの。
普通の攻撃でも頭には弾かれなくなった。
戦いは長期に渡った。
そうすると、モンスターがスタミナを切らせるように、筆者の操作と集中力に乱れが出始める。毒尻尾を受けてしまった筆者は、紫毒姫が回転して尻尾を振っている時に急いで解毒薬を飲んだ。すると紫毒姫は、普段なら2回転する尻尾攻撃を1回転で止め、解毒薬を飲む筆者に火弾を1発。
『やるじゃ…ねぇか…!』
筆者、これで1オチである。
さぁ、気持ちを入れ替えて出直しだ!
しかし今回、オンライン集会所から出発したのでオトモちゃんを『メル』1匹しか連れていなかったのだが、この子がとてもいい仕事をしてくれた。シビレ罠を2つも設置してくれた!
この援護に押されて、1クエスト中に4回もスタンを取ることに成功した。それにしても、こんなに長く戦ったのは久しぶりだ。
見れば時計はもう30分を越えている。
そして恐らく35分頃、遂に暴力と蹂躙の限りを尽くしてきた紫毒姫が脚を引きずりながら逃げ始めたのである。これを見て筆者、更に更に慎重に、獲物を追い詰める心の態勢を取る。
そして、死闘が始まって38分。
ついに、紫毒姫リオレイアを越えた。
しかし、1つ操作をミスすれば沼地に倒れていたのは筆者であったかも知れない。それくらいの激闘であった。
また1つ、成長できただろうか…。
そう、筆者は湿っぽく呟いた。
地に伏した強敵、紫毒姫に敬意を払いながら…。