天と地の怒り
初代モンスターハンター最終クエスト
そして、村に帰還して、11年前と同じくかなりの疲労感と満足感を抱きながらココット村の村長に話しかける。
天と地の怒り
これは筆者にとって特別なクエストなので…と、いつぞやの日記で遥か彼方の雪の降る曇天を眺めながら書いた覚えがある。特別というのは本当のことであり筆者はこのクエストに何度も何度も弾き返されたのである。
初代の頃は分断柵なんて無くて、ガチンコでこの凶悪な2頭の竜を倒さなくてはならなかった。当時、筆者はヘビィーボウガン使いだったので闘技場の隅にある段差の上からひたすら2頭を射つチキン戦法で、このクエストを越えたのだ。
ちょっとそこ!
笑うな!
さらに、そこ!
軽蔑光線照射すんな!
それで、だ。
終焉を喰らう者、最後の招待状は難なくクリアした筆者であったが、このクエストだけは失敗する覚悟を抱いて出撃したのである。
そして筆者の想像通り…いや、想像を絶する地獄が闘技場で繰り広げられた。
でもほんと、こうしてゲームから少し離れて見るとハンターもモンスターもカッコいいなぁ…。
ガシャン!
ハーイ!
ミスった!
相変わらず、分断の苦手な筆者である。
お決まりになりつつある。
いや、それにしてもホントね。こいつら初代に比べて硬くなったし動きは激しくなったし鬼畜以外の何物でもないよ!
筆者、大いに苦戦する。
結果、クリアするまでに5回もクエストリタイアしてしまった。そして筆者、気付いたんですよ。最初、苦手で飛び回るリオレウスを先に仕留めようとしてたんだけど、リオレイアの連続突進と追尾サマーソルトに当たりまくって何もできなかったから、5回もリタイアするハメになったんだと。
5回もリタイアする前に気付けよ(笑)
でもまぁ、今更気付いたものは仕方ない。とにかくリオレイアの尻尾を一刻も早く切り、少しでも優勢になるよう努めるしかない!
それにしてもコイツら、片方が怒ったらもう片方も怒るっていう、怒りのデフレスパイラルをやってくる。
こっちが怒りたいわ!
と、逆ギレしちゃう。
ていうか、このクエストやってる時に
ヴガァァァァァァァ!!!
バァァァァァァァァ!!!
ゲバァァァァァァァ!!!
ムゴ!!!
と、叫び過ぎてノド痛い…。
とにかく2頭同時に相手にするのは筆者の技量では不可能なので、逃げ回りまくり、柵でしっかり分断してから確実に攻撃する。筆者、ここで初めてチャージアックスの榴弾ビンに感謝する。とにかくアイツらは硬いので、肉質無視の榴弾ビンは強いのだ! しかも砲術王付いてるからなおのこと強いのだ!
榴弾ビン連発してレイア撃破!
ここからは完全のガチンコだ!
ガチンコならば、筆者が遅れを取ることなんて
ほとんどない!
たまにある!
ここまで来たら勝ったも同然!
最後の追い込みだ!
うおおおおおおお!
こんちくしょおおお!
ダァァァ!
た…。
倒したぞクソッタレ!
クエスト達成と同時に、後ろの座椅子にドカーンと倒れこむ筆者。
そしてついに…。
もらっちゃった!
煌竜剣
である!
あああ…。
久しぶり、煌竜剣!
本当に久しぶり!
また会えて嬉しいよ!
またしばらくは、片手剣を使うかも知れない。