天邪鬼の敗北
あんなに『筆者は天邪鬼だ。だからみんなに人気の黒炎王や燼滅刃の防具は作らないもんね! ハーーッ!』と背中を向けて舌を出していたというのに、とうとうランサー猫の口車に乗せられて作ってしまったよ…。
『きっと黒炎王装備は、アキラに着られたがってるよ……?』
ランサー猫のクソッタレめ。
でも、あくまで見た目が大事なので、頭は作らない。頭の布が胴体の布と被ってマントONマントになってしまって個人的には好きになれない。筆者の精一杯の反逆である。なので頭は三眼。で、護石の黒炎王を有効利用している、というわけだ。
それで筆者、もうモンスターの咆哮をブシドー回避する必要が無くなったのでギルドスタイルのハンマーを持ち出してきた。それでちょっとやってみたんだけど、ギルドスタイルとブシドースタイルでは、スタンの蓄積値って違うのだろうか? ギルドスタイルの方が明らかにスタン取りやすいんだが…。
これは筆者の気のせいなのだろうか?
ただ単に連携が柔軟になって手数が増えたり、カチ上げができるようになったからなのだろうか?
で、途中からケンシロウも破壊力オンリーのハンマーで来るもんだからツインハンマーに麻痺片手剣、そして更に肉質無視の毒属性ガンランスという悪鬼羅刹もかくやというキラーマシーン四人組になっちゃって、隻眼ガルルガはボッコボコに…。
それに昨日は珍しく、普段はあまり頭に来ないやっちゃんまでもが『どけー♫』なんて言いながら筆者とケンシロウのツインハンマーの間を縫うように入ってきて昇竜撃をぶちかまし、スタンを取っていた。
か〜ら〜の〜
『砲撃します!
当たったらごめーん!』
『左手は添えるだけ…』
ヒューン…
(竜撃砲の種火)
ドォォォン!
パッパラパ〜
(クエストクリアのファンファーレ)
なんて、綺麗なフィニッシュも決まる!
いやでも、黒炎王を毛嫌いして使わなかったんだけど、いざ使ってみたらめちゃ強い。もう何も風圧とか咆哮とかに気をつけなくてもよくて、ひたすら殴ることだけに集中できるから快適すぎるわこれ!
あとやっぱ、マントはひとまず置いといて、鎧のデザインがスリムな王道を行っててとても筆者好み。脱ぎたく…ないな…。
天邪鬼、敗北である。