Teamアキラの日常1
※これは、モンスターハンターの二次創作です。原作とは異なる設定、理解に苦しむ味付け、実在の人物などが含まれている可能性があります。
お腹を壊しそうな人は、食べないことを推奨しますので、どうぞお召し上がりくださいませ。
なお実在の人物が登場しますが、筆者のイメージと偏見に基づいておりますので、必ずしもそうとは限りません。
これは、モンハンと筆者の部屋に遊びに来てくれる人達が好きすぎて生まれてしまった、筆者の妄想物語です。
@@@@@@Teamアキラの日常@@@@@@
アキラはいつものように昼まで寝て、ようやく起きた。昨夜の狩りが影響しているのであろう。村をぶらつけば、大剣ジャッジメントを背負った破壊王装備のケンシロウがちょうど、狩りから帰ってきたところだった。ケンシロウは飄々とした態度でオッスと挨拶して狩りの成果を話した。
『へっへー。上位のキリンを一人で倒してきたぜ。しかもよ、見な、この防具! 傷ひとつ付いてないだろ? おうよ! ノーダメージでぶっ倒してやったのさ! ハッハー!』
ムゥゥン、と一声唸ってアキラは何か思ったようで自宅へと足を向けた。するとその道中、今度はやっちゃんに出会った。やっちゃんはここ最近、村人たちから沢山の依頼を任されているらしくて、忙しそうだ。
やっちゃん
『ぬあーーー! 今度はポッケ村に行かなきゃ! そんで、それが終わったら今度は龍歴院に顔を出して、それでそんで、うぁぁぁぉ!』
…………そっとしておこう。
アキラは自宅へ戻ると、自分の大好きな隻眼ガルルガのハンマーを取り出し、同じく隻眼ガルルガの防具に身を包んだ。いつもは『それで狩りに行くのか!?』みたいな私服っぽい装備をしているが、今回は本気の隻眼装備だ。
身支度を整えて、家を出た。
すると、家を出てしばらく歩いた村の憩いの場である食事処に見馴れた3人組が座っている。
ランサー猫
Stefan
の、通称、気遣い3人組だ。
テーブルの上には雑誌が何冊かある。表紙は全て、今をときめく超絶カリスマオシャレハンターのサラさんが飾っている。3人は食事をしながら、何か話していたようである。
と、ランサー猫がアキラに気付いて声を上げた。
ランサー猫
『やあやあ、何に行くんだい〜?』
その声を受けて、StefanさんとLYNXさんも手を振ってくれる。アキラは
アキラ
『ちょっと隻眼ガルルガの依頼を受けて修行してくるよ〜。今夜また!』
と、返した。
Stefan
『合点了解承知です!』
『お気をつけて〜!』
3人とも暖かく手を振ってくれた。
彼らの側を通り抜け、二つ名のクエストが受注できる龍歴院前の広場へと到着したアキラ。さっそく受付嬢の元へと向かった。そして迷うことなく受付嬢にこう言う。
アキラ
『隻眼、10を。』
それを受けて、受付嬢は少し不安の色を顔に浮かべながら訊き返してきた。
受付嬢
『10…ですか? お一人ですか…? あの、差し出がましいのですが、かなりの危険が予想されますので、お仲間を伴ってのご出立をお勧め致しますが…。』
そうこうして話していると、アキラの元にホルンを担いだハンターが歩いてきて
???
『いいのよ。この人、変態だからwww』
なんて失礼とも褒め言葉とも取れる言葉を言い放ったではないか。アキラは少々びっくりしながらもその声の主を認める。ゴッドマリアであった。シスターでありながら、祈るだけでは人々をモンスターから救えないと立ち上がった変わり者のハンターである。
彼女の説得もあり、受付嬢はしぶしぶ隻眼10のクエストを受注させてくれた。
準備は整った。
いざ、出発だ!
遠くのクエストボードをいつものように油断ちゃんが必死にゴシゴシと磨いている。ヘルパー装備をしているので、いつもギルドの人と見間違えてしまう。
飛行船に乗り込もうとすると、やたら元気のいい、大剣を背負った若いハンターが同じく飛行船に乗り込もうとしている。龍yanだ。
彼もまた、狩りに赴こうとしているのだろう。
彼はこちらに気付くと、手を振ってガッツポーズを決め、飛行船の中に乗り込んで行った。
さぁ、いよいよ出発だ。
見れば遥か眼下には、凄腕ハンターのリーさんと、アキラの尊敬して止まないお方が見送ってくれている。アキラは隻眼族のダダンスイの柄を
グッと強く握りしめ、塔の秘境へと向かった。