狩場カメラマン
時々だけど、画像検索したりTwitterのツイートで流れてきたりするモンハンの画像で『これ、どうやって撮ったの!?』みたいな、めっちゃ綺麗に撮れてる写真あるじゃないですか。ああいうのを筆者もいつか撮りたいなぁ、と思っていたんですよね。
そして昨日、ついに撮れました!
その写真が撮れたのは
終焉を喰らう者
というクエストだ。
別段、写真を撮りに行ったワケではないのだが、ひょんな思い付きと奇跡が重なって偶然にも、とても良い写真が撮れたんです。
筆者はブシドーハンマーで『腕試しだ!』とかなんとか叫んで、闘技場へ。心なしか、クエストを紹介したココット村の受付嬢が心配そうな顔をしていた。だが血気盛んなオトコ(ゲーム内ではオンナだけど。)にはオンナの心配などどこ吹く風。漲る血潮の叫ぶがままに、鬼鉄を担いで凶悪なモンスターが待ち構える闘技場へと赴いた。
闘技場へ踏む込むと、まず待ち構えているのが、その凶悪なまでの暴力で全国のハンターを震え上がらせた貪食の恐王、イビルジョーだ。イビルジョーにとっては筆者などただのエサに等しい。そこら辺をウロチョロ歩き回っているアプトノスと何ら変わりはないのだ。イビルジョーはその名前の意味する通り、凶悪なアゴによる攻撃を仕掛けてくる。
それをかいくぐり、だが確実にこちらの体力も削られつつ肉薄する。モンスターの弱体化が嘆かれる今作においても、やはりイビルジョーの強さは他のモンスターの追随を許さない。
13分ほどが経ち、ようやくイビルジョーの討伐を果たす筆者。この時点で回復薬グレートは残り3つに1オチという惨状。だが、ここからはティガレックスとナルガクルガ。筆者の最も得意とするモンスターだ。落ち着いて1頭ずつ確実に仕留めれば勝機はある!
この窮地においても冷静さを欠かないのは、さすがモンスターハンター歴11年のベテランといったところではあるまいか。潜り抜けてきた修羅場の数が物語っている。
しかし筆者こんな土壇場で、ひょんっと良いことか悪いことか分からない事を思い付いてしまう。『これティガレックスとナルガクルガって同時に登場するよな? ってことは、めっちゃカッコいい写真が撮れるちゃうか!?』と。
筆者、ハンマーを持ち、角度を調整し、iPhone5のカメラをオンにして待ち構える。すると、闘技場の地面に2つの大きな影が…。
その瞬間、ドスン!と、ドンピシャで登場する2ndと2ndGの象徴!
今だ!!!
ここぞとばかりに筆者は激写!!!
どうこれ!?
めっちゃカッコよくないですか!?
筆者、とにかく連写しまくってこのiPhone5が射影機だったら除霊できるんじゃないかってくらい激写した!
ズジャジャジャジャ!
と、一気に轢き潰される筆者。
うわぁ! きたねぇ!
と、ティガレックスの暴挙に罵声を浴びせるも走り出したティガレックスは止まらず、転げ回る筆者を轢き潰しまくる。そしてその結果は無残にも筆者はオチ……ってマジかよおいおい! 激写してたら2オチ目しちゃった!
筆者、マジで慌てふためく。
こうなったらクエストの行く末なんて失敗の一途を辿る以外には無い。モンスターハンター歴11年の落ち着いた、あらゆる修羅場を潜り抜けてきたベテランは皆神村で神隠しに遭いました。
と、無残にもクエスト失敗。
アンド、とてつもない醜態。
狩場のカメラマンは、常にオチと隣り合わせなのである…。