おれと老山龍砲【下】
新大陸出立の前々日。
空飛ぶ酒場のバーカウンター。
「心はすでに決まっているはずだ。
男を見せよ。」
かつてオトコのハートに火を付けた、ひときわ轟く重砲のおたけび。
その音の撃を放ったヘビィガンナーは、決断に迷うオトコにそう言った。
ただひとこと。
そのたったひとことを生んだ息が、迷うオトコの背を押す追い風となった。
射手はそれだけ言うと、ふたたびぬるくなったビールをあおり始めた。
彼も、背に巨大な砲をかついでいた。
たいせつにしている様子だった。
オトコにはそれがすぐ分かった。
使い込まれている。
使い込まれているのが一目で分かるほどだというのに、こまかなところまで手入れがされていて一種のうつくしさがにじみ出ていたのだ。
オトコは、老山龍砲へのラヴレターをしたためることに決めた。
オトコのしけた炸薬を爆発させるのには、それだけで十分だった。オトコは頭を下げると彼に背を向けた。オノレの心をそんな相手に示すのは行動でなければならない。さもなくばオトコとしての礼を欠くことになる。
オトコは何も言わず、それでも背後でビールをあおる射手につよく親指を立てた。
相手がこちらに目を向けているのか。
それは分からなかった。
だが、なんとなく。
見送ってくれているような気がしたのだ。
そしてそれは、オトコが行動で示した、ひとつめとなった。
なぜ、この射手とのエピソードがいまここで語られたのか。それは簡単だ。
この物語のハジマリに起因するからだ。
オトコがラヴレターを書くことになったという意味でのハジマリではない。もっと根源的な、オトコのガンナーとしてのハジマリのエピソードに関係するのだ。
それは。
またのちほど語られるであろう。
隠された、秘密の手記の中で。
………手紙の2枚目。
そして、それ以降、終わりまで。
まずは。
老山龍砲のスペックについて書く。
ただし武具はその地方に生息する、素材となるモンスターの特徴やその地の環境、また加工屋や技術の進歩および革新などの条件により差異が生じることも少なくない。ここで語るのは主にベルナ村周辺、龍歴院が採用しているものであることを明記しておく。
おぼえておいてほしい。
1つめ。
老山龍砲・真の攻撃力だ。
これはバレルなどを付けていない、ノーマル状態での数値が360となる。
ヘビィボウガンの平均的なものよりも若干ながら高い数字となっている。もちろんこれより高い火力を誇る銃は他にも複数そんざいしている。であるからして、絶対的なアイデンティティとはならない。しかしながら、何かひとつでは物事のすべてを推しはかれないというのは理解してもらえるだろう。
オモシロミというのは、欠点をもふくめた総合性にあるとおれは思っている。
話をつづけよう。
2つめ。
ヘビィボウガンに限らず、大火力の武器はその利点に反比例するかのようにハンディキャップを背負うことがおおい。老山龍砲のばあいなら、マイナスの会心率とリロードの遅さがそれにあたるだろう。
会心率は−10%だ。
これは見切り+1でカバーできる。この銃のおくゆかしいところだ。
以上を踏まえてプラス会心にしてエスコートするのか、それとも「ササイなことさ」と目をつむってやるのかは射手の好みにゆだねるのが良いだろう。
痛恨会心を老山龍砲で使うとなると、スキルの重さと見返りの効果が釣り合わないように思う。おれはオススメしていない。
3つめ。
撃てる弾丸はレベルの高いものばかりだ。LV2通常、LV3通常、貫通、散弾、徹甲榴弾、拡散弾とベーシックな弾丸はこのようになっている。つまりどういうことかというと、テキトウに撃っていたら弾切れを起こすということだ。
通常のクエストならば問題はないだろうが、ソロや少人数での超特、大連続などの長丁場では可能性を否定できない。
当然のことだが、適正距離での的確な射撃と弾丸えらびを心がけてほしい。
そして意外にも火炎弾、水冷弾、電撃弾の3種類に対応している。柔軟な狩りに役立つことだろう。
武器内蔵弾はLV2強装弾、竜撃弾だ。
どちらもオモシロイ弾丸なので、ここぞのタイミングを狙って使ってみてくれ。
4つめ。
老山龍砲さいだいの魅力だ。
ノーマル状態で【反動 小】だ。さらにブレがないという意外な扱いやすさだ。
ここからイササカ似た表現ながら、まったく意味のちがうことを書くから、読み間違いのないように注意しつつ、しっかりと読み進めてほしい。
おおくのヘビィボウガンは反動【中】がノーマルとなっている。これはLV2貫通弾がギリギリ無反動で撃てないラインだ。であるから、反動軽減やアクセルシャワーといったものを利用して、撃ちやすい条件をととのえる必要がある。
しかしながら、老山龍砲はノーマル状態で【反動 小】となっている。これは大きな反動を持つLV2強装弾やLV3徹甲榴弾などを無反動で撃てるものだ。
中→やや小→小
と、このようにボウガンの反動は推移する。老山龍砲は反動において平均的なものよりも、一個飛ばしのスペックをノーマル状態で有しているのである。
他のボウガンが反動軽減や狩技をやりくりしているところをすっ飛ばし、それに代わるスキルや狩技を選べるのが、この老山龍砲の魅力であると言える。
そして。
老山龍砲にはスロットがふたつ空いている。これはこの銃からのメッセージだ。
好みにドレスアップしてやってくれ。
5つめ。
防御力ボーナス+20だ。
マメなちょっとした気遣いは、モテるオトコと愛されレディの基本だな。
どうだ、イイやつだろう。
6つめ。
老山龍砲さいだいの難点だ。
この銃のリロード速度は最悪の【遅い】となっている。これとどう付き合っていくのかが問題となる。
これはLV2通常弾が最速リロードできないギリギリのラインとなっている。
もういちど言う。
ガンナーにおいて基本とも言えるLV2通常弾が最速でリロードできないのだ。貫通弾など遅すぎてリロードできたものではない。高い火力と無反動、ブレの無しに反比例する、おおきなハンディキャップと言えるだろう。
これをどう克服するか。
これとどう付き合うのか。
それは、その射手によるところだろう。
………おれは自分のことを話すのはあまり好きではない。だがラヴレターを書くと決めたからには、コイツとの一番のランデヴーもセキララに語ろうと思う。
それはどこかに隠しておいた。
なに、すぐちかくだ。
読みたければ、探してみてくれ。
それにおれがこの老山龍砲さいだいの難点をどう乗り越えたのか。祖と呼ばれる龍、獰猛化した5頭の象徴たちをこの銃と共にどうくだしたのかを記しておいた。
つまり。
おれなりの老山龍砲の使い方だ。
さいごだ。
7つめ。
しゃがみ撃ち対応弾は無い。
弾を込める、撃つ、避ける。この基礎中の基礎、ガンナーとしての地力を問われることになるだろう。
近年ではボルテージショットがイッセイをフウビし、しゃがめないこの銃は時流に取り残された。この銃が【自動装填】というスキルをまとい、強大なモンスターを打ち砕いたのも過去の光となってしまった。それはそのまま、おれ自身の過去でもある。
良き過去をもつものは時に、そのあたたかな色をした温度を思い出す。それは仕方のないことなのだ。
それを引き合いに出してきて、現在をコキオロスということは褒められた行為ではない。だが、昔を懐かしんで語るというのは、必ずしも現在への否定をはらんでいるわけではない。
そのことは、よく理解してほしい。
時代は常にさきへ進む。そのすすんださきの時代の中で、人はどんどん生まれてくる。だからこそ、おれは過去の中でおれが拾い上げてきた、おれがたいせつだと思うことを伝えるべく書いている。
これはいわば紙飛行機。
どこへ飛び、どこに下りるか分からない。
対処は、きみに一任したい。
おれは老山龍砲から、たいせつなことをおおく学んだ。この老山龍砲が引き寄せてくれたエニシという不思議な星のめぐりあわせも、いま、たいせつに思っている。
さて。
おれが老山龍砲について【説明】するのはこれで終わりだ。あとの【おれと老山龍砲】が歩んできた道のりを記したものが誰かによって見つけ出され、誰かの知るところとなるかは分からない。
もしかしたら、老山龍砲の吐き出す火炎に焼かれて灰になるかもな。
顔から火が出る。
よく言うだろう。
ここまで読んでくれてありがとう。
礼を言わせてくれ。
名もしらない、どこかの誰かさんよ。
おれは。
老山龍砲がすきだ。
………手紙は終わりのようだ。
おれと老山龍砲【上】
オトコは。
それを安置する場所をもっとも思い出のふかい、ある村に決めた。ハンターという職業が誕生した村であり、そのオトコ自身が生まれた村でもある。
その村の名は今回の物語において、さして重要ではない。よって、ここではその村については語らないこととする。
さて。
話をしよう。
オトコはその村で育ち、ハンターとなった。そして、そのヘビィボウガンと運命的な出逢いを果たしたのである。
愛銃と共にあらゆる依頼をこなしながら各地を渡り歩いていたオトコは、あるとき、海の向こうに広がっているという新大陸行きの船へと乗り込むことに決めた。
出立前日の夕刻。
オトコはこれからさき、もはや撃つかどうかも分からない、長年連れ添った愛銃をきれいに磨き上げた。炸薬の爆発によって弾丸を吐き出し続けていた銃口は黒くすすけている。重いトリガーは繰り返し引かれたことによる磨耗だろうか、いまはにぶく軋った。シレツな戦いのなかで銃身についた傷がオトコの身体に刻まれた古傷と感応し合い、ハートにとっぷり夕陽がしずむ。申し訳程度の窓から射しそめる斜陽が銃を照らし、ガリ傷だらけの長いバレルがものうげに煌めいた。
カラの弾倉。
「ゆっくり、休んでくれ…。」
オトコは銃を石壁にそっと立てかけてから、ひとこと語りかける。それからすぐそばの粗末な机に向かった。五冊の調合書が並んでいる。すみのほうに重ねられた古い紙には、弾丸の難しい作成手順がこまかに記されていた。ながい年月によって茶褐色へと紙のはしが変色してしまっている。
オトコは小瓶のフタを開けた。
茶色の羽根のペンを執る。むかし、オトコが近くの森と丘でひろってきたやつだ。なんでも、自分でなんとかしなければならなかった。すすむために、多くの努力を費やさなければならなかった。そんな貧しくつつましい生活が、荒々しくも生きる力に満ちた明日を運んできた。
この羽根ペンもずいぶん長いこと使っている。思い返せば良い半生を送ったと、オトコは感じ取った。
いつもの手つきで、オトコは羽根ペンのさきを小瓶のなかにそっと入れた。
オトコは、なにも記されていない紙にペンさきを置くと、かすれた音をしずかな自室にひびかせ始める。
満足のいくまで想いをしたためると、オトコはいまいちど愛銃に視線をやった。目をほそめて哀愁ただよう笑みをセンベツ代わりにくれてやると、オトコは少しばかりの荷物がはいったズダ袋をヒョイと肩にかけ、足取り重く家を出ていった。
机のうえには、どうしようもなく不器用なオトコのラヴレター。まず始めに、走り書きされている文字は。
【おれと老山龍砲】
であった。
オトコの愛したヘビィボウガン。
その名は、老山龍砲といった。
ラオシャンロンホウと読む。
岩山のように巨大な古龍、ラオシャンロンの頑強な素材をもとに組み上げられた、大火力の一丁である。
【おれと老山龍砲】
………1枚目。
おれは星に導かれ、新大陸へ行く。
ここに帰れる保証はない。つまり、コイツをまたデートに連れ出してやれる保証はないということだ。コイツはおれの相棒だ。誰の手にも渡らないようにしようかとも考えたが、錆びつかせるには惜しい名砲だとおれは思っている。
メンテナンスは万全だ。
撃とうと思えばいつでも撃てるだろう。撃鉄は炸薬をぶっ叩く瞬間を待っているし、銃口は弾丸を吐き出したがっている。撃ちたいやつは持っていってもらってかまわない。
そしてこれは、おれからのはなむけだ。
この老山龍砲について、おれが感じたことを書いておく。すこしでもこの銃に興味をもち、また運用に役立ててもらえれたならば嬉しくおもう。
但し書きとして、あとすこし。
あくまでおれ個人の感性であることを忘れないでほしい。おれはきみの感性を否定しない。これがおれの身体と心で感じた老山龍砲であり、おれなりの老山龍砲との付き合い方だったというだけだ。
きみはきみの感性をたいせつに。
おれからのあいさつは以上だ。
………手紙は2枚目につづいている。
隊長アキラ、爆誕
いよいよ明日はMHXX発売日。
三連休なので筆者は(仕事で)大忙しです。もしかしたら筆者の生霊が皆さんの集会所に現れるかもしれませんが、その時は優しく微笑んで「本体に帰ってね。」と諭してもらえるとありがたいです。
それでもなお「あっしが本体だ!」などという最早、現実とヴァーチャルの区別がつかないハンターの極みに達していたら、竜撃砲をぶちかますなり、大タル爆弾で吹っ飛ばすなりしてください。お願いします。
さてさて、本題。
昨夜、筆者の部屋にいなかった方と筆者のTwitterをご存知でない方はタイトルの意味がわからないと思います。順を追ってお話します。
MHXXでは、なにやら防具の合成なるものが可能になるとのこと。賛否両論あり、筆者個人の中でも賛否両論あります。それに関するアレコレは別で書く機会があれば書きましょう。この、防具の合成は、例えば初期装備であるハンターシリーズ防具にリオレウスシリーズの防具の性能やスキルを付けられるというもの。
要するに好きな見た目と、好きな性能を組み合わせることができるということだ。ここで筆者が思い付いたのは
初代レウス装備を纏い、
竜騎槍ゲイボルグを担ぐ!
これだ!
筆者のモンハン駆け出し時代の装備である。
初代レウス装備は現在もあることにはあるのだが、性能がちょっとあんまりなので使う気にはどうもなれなかったんですよね…。
データ引き継ぎのキャラクターリメイクでアキラ♂を誕生させても良かったのだが、アキラ♀は、それはそれでそのまま引き継ぎたいのだ。なので、筆者はなんとMHXX発売日2日前の昨夜になって男のアキラ、その名も【隊長アキラ】の育成を始めるという愚行に出たのである!
ところで、隊長アキラという名前。
由来はパチスロモンスターハンター月下雷鳴の登場人物である【隊長】からなのだが、筆者はアキラでずっと日記をやっているし、やっぱアキラという名前は捨てがたく、PPAPよろしく、ォオォォンッ(合体の音)させたのだが、早くも羞恥が勝って改名したいです。
ちなみに、アキラという名前もパチスロモンスターハンター月下雷鳴の登場人物【アキラ】からだが、由来は他にもある。それはAquila(アクイラ)というもので、これはイタリア語で鷲を意味する。そして、発音の問題でこれはしばしばアキラと読まれるのである。なお、イタリアの未完成空母にも、この名前は使われており、航空母艦アキラと呼称されている。
更に言うなら、エースコンバット4に登場し、主人公のライバルとなるSUー37五機で編成された黄色中隊とのドッグファイトのBGMの名前もAquilaだったりする。
とまぁ、そんなこんなで昨夜はHR1から延々とフレンドの皆さんに寄生……いや、お手伝いしてもらいながら新たなるアキラを育成していたんですねぇ。
HR1からの毒にも薬にもならないクエストの数々を下位装備で、という縛りありにも関わらず、長いことお付き合いいただきまして、感謝の極みです。この恩返しはいずれ…!
さてさて、と。
他にも。
昨夜はマリ姉から挑戦状を叩きつけられたりもされ、変態で負けず嫌いな筆者は速攻で快諾した。
マリ姉からの挑戦状である。
そのまんまやん…。
その内容は
マリ姉がネコで付いてきて地面に潜り、筆者と金雷公9のシバキ合いを観戦し、筆者の力量を見るというものだ。なかなかに楽しそう&プレイを人に見られるの大好きな筆者としては断る理由がない!
ランス(ランスは関係ない)と筆者の威信(そんなもの、そもそもあったか?)をかけた、壮絶な戦いの幕開けである。
ちょっと緊張気味である…。
でもこれ、自分の悪い癖や戦い方の直した方がいいところを見てもらえるわけだから、いいトレーニングになるかもしれないなぁ。
昨夜はHR5への緊急クエスト、ガノトトスが出たところで終わった。振り返ってみると、なんとか鋼殻鉄騎槍は作れた。でも、防具が頭無しのチェーンなので防御力は堂々の9である。ランスのガード性能の高さ様々と言ったところであろうか。
さすがに身の危険を感じてアロイシリーズを頭無しで作って、防御力を70近くまで上げた。
んーむ。やはり凛々しい!
男キャラもいいね!(単純)
西洋の騎士風というか、この出で立ちはやっぱり最高だなぁ。ハンター臭い装備も好きだけど、どちらかというと、どこかの傭兵団だったり、街を守護するガーディアンナイトだったりが好きなので、こっちに傾倒しちゃうなぁ。
※どこかの傭兵団
何度も書くが、傭兵団鉄騎のこと。モンスターハンターの世界には実在する傭兵団である。筆者の愛槍【鋼殻鉄騎槍シリーズ】を正規採用している。軍規は【強者のみ必要】という、なんともオトコゴコロをくすぐる傭兵団なのだ!
で、多分MHXXの発売には間に合わないと思われます。HR解放までは行けると思うのですが、装備が整わない&狩技が習得しきれない危険が危ない。あの手この手(フレンドさんへの寄生)を使って、なんとか頑張ります!
筆者、どうもゆうた化している…。
昨日だって、ランサー猫に向かって「クシャルダオラ貼ってください!」だったもんなぁ。
ゆうた
モンスターハンターにおける、いわゆる迷惑行為を意図的であれ意図的でないであれ行う人物のこと。子供でも簡単にオンラインできるようになった&対策が無かったため、4の時代は特にネットマナーが荒れた。荒らしと呼ばれる悪意を持ったどうしようもない連中とは、また別物。
で、ついた仇名がゆう隊長だ。
早くも、暗雲立ち込める…(笑)
Dear ティガレックス
今日は2月22日。
10年前の今日、モンスターハンターポータブル2ndが発売された。そしてその象徴モンスター、ティガレックスが10歳の誕生日を迎えた日でもある。
ティガレックスは本当に思い入れが強い。
せっかくなので今回はいつものおバカなドタバタプレイ日記ではなく(MHXXの方ではそのおバカなドタバタプレイ日記を更新しているけどね!)筆者のティガレックスへの想いを認めてみようと思う。
筆者が初めてティガレックスに出逢ったのは、筆者がまだ中学3年生の冬だった。なんの警戒心もなく、筆者はポポノタンを採るために雪山へと登って行った。ティガレックス自体の存在、その風貌はオープニング映像ですでに知っていたのだが、まさかこんなに早く邂逅するとは思ってもみなかったので、若き筆者は大いに取り乱した。
だがハンターたるもの、いずれは激戦の火花を散らし、その爪牙と白刃を紙一重で肉薄し合うことを宿命付けられた相手を目の前にすれば、今は到底力及ばぬとも一太刀くれてやりたくなるのは、どうしようもない生まれ持っての性であろう。この時の筆者も、まさにこの心境であった。筆者は背にしていた鉄刀を抜き放ち、無謀にも猛然と斬りかかったのだ。
この勝負は、一瞬で着いた。
根源的な恐怖を想起させられる猛烈な突進を真正面から受けて、筆者はまるでボロ雑巾のように、地面に打ち転がされた。だが、その直前に、筆者の放った一閃はティガレックスの頭部を直撃した。筆者はそれだけで満足だった。
それにしても…。
純粋な暴力をもってして猛進するあの体躯。飲み込まれそうな真っ暗な口。無慈悲に肉を引き裂く爪牙。彼の全ては悲しいまでに、自然界の頂点、絶対的な捕食者としての風格を纏っていた。獰猛な視線は、筆者たち狩人を、ただの獲物としか捉えていないように思う。
そんな彼が持つ称号、それは…。
ー絶対強者ー
小細工など無用。ただ、闘争本能と限りなく純粋な力を持って獲物を狩り、屠り、喰らう。いかなる知恵や技術をも打ち砕き、蹂躙する、強者。
純粋な原初の力。
彼こそ、モンスターと呼ぶに相応しい存在。
筆者はズタズタにされた身体を引きずりながら彼から逃げ、ポポノタンを納品した。
「彼といつか、この世界でどちらが生き残るかの熾烈な戦いを繰り広げる。そして彼を超えられなければ、この世界で先は無い。」というプレッシャーと、わずかな憧憬を心に抱いていた。かつて、モンスターハンターGやポータブル、DOSなどで、イャンクックやリオレウス、モノブロスといった巨大な壁を、筆者は乗り越えてきていた。だから筆者には、ある程度の自信とプライドがあった。
だが、それらを彼は、ただの一撃で無残にも瓦解させてしまったのだ。大きな口を開けて猛進する彼の姿が鮮烈に脳裏に刻まれ、それを思うだけで恐怖した。
そしてある日、遂に、決戦の時が来た。
雪山に君臨する王者に挑む時が来たのだ。
あの時に比べれば、筆者は装備を充実させ、道具も潤沢に持ち、狩りの腕も上げた。ドドブランゴを退け、その他の飛竜たちとも渡り合った。時は満ちたのだ。だが、それでも筆者は身震いした。それは、武者震いであったのかも知れないが、やはりファーストコンタクトで心の奥底に刻まれた彼の恐怖は強烈だった。
彼を、超えなければ!!!
彼が、雪山の玉座で待っている!!!
震える脚に鞭を打って、筆者は彼が闊歩する雪山へと登山を開始した。雪山を登っている間、筆者はずっと、彼の猛進する姿を思い浮かべていた。どう攻撃をかわし、どう攻め込むか。どこに筆者の勝機があるのか。そのことを、彼の生活領域に踏み込んで行きながら、悶々と思考していた。
彼に対する戦いのシュミレートを入念にしていても、初戦は無残なものだった。咆哮に吹き飛ばされ、突進に轢き潰され、剛腕で薙ぎ払われた。到底、敵わなかった。
ハンター、引退しようか…。
当時、15歳の少年だった筆者はあまりの絶望にPSPを投げ出しそうになった。そんなネガティヴな想いとは裏腹に「彼を超えたい」という真逆の感情が芽生えていることに気付く。彼を超えなければならないという意識から、彼を超えたいという意志に変わった。
思い返せば、強敵たちを超えた時はいつもそうだった。何度も何度もボッコボコにされて、コントローラーを何度も投げた。しかしそれでも、またコントローラーを、PSPを、前よりも強く握り直してしまう。
自分の力で彼を超えたい!
その、たった1つの想いを胸に、筆者は何度も何度も雪山に赴き、彼に挑んだ。彼はその都度、変わらない暴力で筆者を手荒く歓迎した。筆者は彼の動きをよく見るようになった。そして、攻撃に踏み込んで良いときと、行ってはいけないときを見分けるようになる。
熾烈な互いの命の削り合い。
筆者とティガレックスの戦いは、遂にその境地に達したのである。罠を有効に使い、爆弾で有効なダメージを与える。更には、彼が怒り状態のときには、頭に攻撃が通りやすくなることに気付き、彼が怒って手が付けられなくなったときに、罠を仕掛けるという工夫も凝らす。
そして遂に、彼が脚を引きずった!
もう、勝利は目前だ!
熱っぽい興奮を抱きながらも、筆者は相反する別の感情を胸に満たしていた。
「お願いだから、まだ倒れないでくれ。お願いだから、 もう少しだけ、筆者の上に立っていてくれ。まだ、君との戦いに、終止符を打ちたくない!」
どうしようもないヤツだ。
自分でもそう思う。
あれだけ超えたいと願っていた相手を超える直前になって、彼を超えてしまった後の寂しさに怯えてしまったのだ。
それでも、ハンターたるもの、クエストをこなさなければならない。目の前のモンスターを狩る。それが、ハンターなのだ。
雪山の清浄な空気の中で、筆者の太刀が冷たくも美しい軌跡を残して煌めいた。
一閃。
その鋭い袈裟斬りは、彼の脳天を見事に直撃した。その一撃で、彼は遂に凍てつく大地に伏した。筆者はついに、彼を超えたのだ。
万感の想いを胸に、強敵となった彼を見下ろす。
持てる膂力を惜しむことなく振るい、ウサギを狩るのにも全力を出す獅子の如き王者の風格を纏った彼は、いま、筆者の白刃にかかって倒れた。
お前もまさしく
強敵だった…。
筆者は、彼との戦いを通して大きく成長した。それはゲーム中だけの話ではない。
自分が到底敵わない相手に出逢い、自分の無力を知り、己を磨き、乗り越えられるまで何度でも試行錯誤を重ねて挑む。彼は、そんな精神を筆者に教えてくれた。
彼は後々、我がチームのやっちゃん、ケンシロウ、そして筆者というハンター連合軍に対して、更なる暴虐無人な牙を剥くことになる。異常震域というクエストだ。筆者たちはまたまた追い詰められることになるのだが、それはまた別のお話だ。
絶対強者ティガレックス
2ndの番長
彼が生誕して10年。
筆者の長いモンスターハンターの歴史の中でも強い光を放つ、激戦の思い出。彼が筆者に与えてくれたものは計り知れない。
お誕生日、おめでとう。
10年前のあの時は本当にお世話になりました。
今の筆者があるのは、大袈裟でも誇張でもなく、君が容赦無く戦ってくれたおかげです。
これからも、良き強敵でいてください。何度でも筆者の挑戦を受け止めてくれたら嬉しいです。
それではまた、近々。
PS
紫、黄、青の肉は食べない方がいいよ!
アキラよりー
騎士達の集い
MHXXの発売を一ヶ月前に控えて、スムーズなスタートを切るためにエンジンを温め始めたアキラでございます。
昨夜はちょっとランサー猫と通話をしていたのですが、彼が「ランスの最終強化揃えたいんだよねぇ〜。」という話をちょろっとしたので、そのままMHXをやることに。筆者と彼が揃えば、安定のダブルランス。筆者は最近、ストライカーランスでフルチャージを運用する試みを行なっており、それの鍛錬も兼ねて素材集めに同行することに。
まずは獰猛化ケチャワチャ。2人してガシャンガシャンと鎧を鳴らして大槍と大楯を構え、包囲網を張る。エルダーバベル、大龍騎槍ゲイボルゴという実に渋い大槍の揃い踏みである。筆者と彼は一番好きなランスをそれぞれ持ってきていたのである。危なげなくガードを固め、カウンターでケチャワチャの爪を捌きながらランス特有のヤリブスマで追い詰めていく。
筆者はストライカーなので乗りをできないところを、ギルドランスのランサー猫が乗り、ケチャワチャが動かないところを目掛けて、ガードレイジで火力馬鹿上げした斬れ味白の大龍騎槍ゲイボルゴのスクリュースラストをぶちかます。
この瞬間が!!!
タマラネェんだ!!!
ズジャジャジャジャジャ!
と、螺旋状の剣風がケチャワチャを食い荒らす。危なげなく、それぞれの立ち回りで堅実にケチャワチャを狩ってくれた。
続いては獰猛化したアグナコトルだ。
アグナコトルは纏った溶岩の鎧が冷えると固くなり、刃が入らなくなるので、2人してガンランスを持って出撃。2人とも「カッコいいから」という理由だけで、大海賊Jガンランスを持っての出撃である。
「ここにLYNXさんとか来たら完璧やんなぁ〜wwwww」
とかなんとか、通話で笑いながらやっていた。
LYNXが入室しました。
キタァァァァァァァ!!!
獰猛化アグナコトルを1回やった次のクエストへの準備中にLYNXさんが本当に入室! 「こりゃ、武器は、もう、なぁ???」と、ランサー猫と通話でニヤニヤしながらそれぞれガンランスを選ぶ。筆者は青を基調としたブラキ装備にシャガルのガンランス。ランサー猫は白銀のEXクシャナ装備にシルバールーク。LYNXさんはセルレギオスのガンランスだ。装備は以前、やっちゃんに「ださ〜い!www」と言われたスキル充実装備。3人でガンランスを背負ってのハンティングである。
アキラ
「倒したら写真撮るから、横並びにガンランス構えて〜!」
と、あらかじめ段取りをする。
さぁ、狩りだ狩りだ!
ガンランス祭りだ!
3人揃ってどっしりとガンランスを構えてドコォン! ドコォン!と、無遠慮に砲撃の雨を降らせる。硬くなった外殻もなんのその。次々に身体にこびりついた溶岩の鎧を破壊し、さらには尻尾まで斬って、竜撃砲をぶちかます!
アグナコトルは難なく討伐してくれた。
そして、横並びにガンランスを構える。
やっぱり、ランス系の武器は並ぶと壮観だなぁ〜(*´ω`*)
しかしまぁ、さすがは世紀のお笑いハンターであるLYNXさんである。どう頑張ってもガンランスが顔面に被っちゃって、しかも位置を調整しようとしても、今度は筆者やランサー猫の顔面に被っちゃって、まごまごwww
ランサー猫と通話しながら大笑いしてましたww
別のショット(笑)
テテーン(笑)
でもね、LYNXさんすごかったの!
なにがって、この後に行ったクエストでバッサバッサと飛び回るリオレウスを砲撃で撃墜しまくってたの! ランサー猫とも息が合ってて、同じタイミングでダブル竜撃砲も炸裂!
コンタクト無しであんなに綺麗に揃った竜撃砲はなかなか見られない。筆者ちょっとあまりにも美しくて鳥肌立っちゃったよ。
また獰猛化ガルルガが眠ったときである。筆者は懐かしの、あの定型文を発言…
「AKIRA砲発射〜!」
先手を打たれた!!!
しかし残念ながら筆者のガンランスは放熱中。
アキラ
「LYNX砲発射〜!」
「いや、もう発射済みだす〜!www」
という、お馬鹿なやり取りをしているうちに筆者のガンランスが放熱完了。
注 特大のドロワが出ます!
という、爆弾を置く時の変態発言をしながら眠るガルルガの足元に大タルGを2つ設置。
いい夢見ろよ!!!
と、発言して竜撃砲で豪快に起爆!!!
それが決定打となって、ガルルガは夢の世界に旅立っていきました。
こんな感じで、この日はお開き。
楽しかった〜(*´ω`*)
それにしても、4日連続でこの日記へのアクセス数が500、400、500、400と凄まじい伸びを見せております。ますます、感謝です!
MHXX日記も2日後か3日後くらいに更新する予定ですので、そちらもどうぞよろしくお願いします! それでは、また!
MHXに一片の悔い無しッ!
最近どうも頭の回転が鈍っている、アキラです。
なにを基準にかと言うと、書いている小説の文章がタカタカとスムーズに打てるかどうかである。
いや、ホントそうなの。せっかく書けても書いた後から「ちょっと待ておかしいだろ。」ってなることが多くて進行しないこと甚だしいのです。
モンハンに関しても、昨日は土壇場でやらかしてしまったりと、咄嗟の判断力にも影響が出てしまっております。タイトルの絶叫的元気さ(もはやこの言葉の組み合わせが意味不明)とは裏腹に、日記の文字にもどうも勢いが無い感じです。
でも!
これを見てみろよ!(修造風に)
残る勲章が2つに!
最大金冠と最小金冠のみ!
ぶっちゃけこれはもう諦めているので、あってもなくてもおんなじだぁ!
チックショォォォ!!!
な、の、で!!!
筆者の中でMHXにおいてやり残したことは、すべて片付けました! ゴール!!!
昨日はLYNXさんが筆者の最後の2つ名、宝纏の9と10を手伝ってくれました。なにやら、そげさんは何とかとか言う別のゲームに浮気しているらしく、MHXの進行具合は堂々のHR2のままだそう。LYNXさんは「今度、叱っておきますwww」と仰っておられましたけど、MHXXに間に合うかどうか(笑)
それにしても宝纏の10は参った。クエスト内容は溶岩島で宝纏を2頭討伐するというシンプルなものなのだけど、いかんせんアイツはダメージが通りにくい&アゴの一撃が怖いんですよ。中でもこの、ダメージが通りにくいというのは厄介だ。筆者は珍しく属性も合わせて南蛮太刀という強力な水属性を備えた業物を提げての出撃。ぜョォ…の船長が背負っている、あの太刀ですな。
筆者が属性を考えて武器を選ぶのは、かな〜り珍しいことである。同じく、普段は属性など全く気にしないハンター筆頭のやっちゃんでさえタマミツネの大剣を持ってきている。
ビバ☆宝纏10!
さてさて、始まった宝纏。
とにかくアゴには攻撃が通らないので、脚と腹を斬っていく。頭に攻撃できないモンスターってなんでこんなに戦いたくないのだろうか。それはきっと本能なんだろう。
想像以上に固く、なおかつアゴでの一撃が強烈過ぎて、我らが守護神のやっちゃんが2度もペッチャンコになって昇天してしまう。それでもそのシカバネを乗り越え踏み越えて2頭目を追い詰める。感覚的にも、あと一押しで討伐達成かな、という感じである。
そんなときに、宝纏がアゴでの強烈な一撃を繰り出すためにゆっくりと頭を上げる。その時、筆者は宝纏の足元辺りにいた。冒頭で書いた通りに、咄嗟の判断力に鈍りが生じている筆者は、いつもならば退避するのだが、なぜかその時は「まぁ〜ここなら当たんねぇべや。」と、すでに後が無いにも関わらず(ていうか、むしろ忘れてた。)攻撃を続行していた。
ガァァァァァァァァン!
ぷちっ…。
なんて音は聞こえなかったが、その代わりに
てろ〜ん…
という、気の抜けるようなBGMが…。
この土壇場で、筆者はお得意の上からの攻撃により、昇天をキメちまったのである!!!
勝利を目前に見据えながら、たった一撃で全てをひっくり返された。こうなったら筆者に残されているのは、初代モンスターハンターから最終手段としているオトットキの作戦だけだ。
硬い敵には毒!!!
怖くて近寄れない敵には毒でのヒット&アウェイ&アウェイのジワジワ作戦!
これに尽きる。
機動力と手数に長けた片手剣で、しかも強力な毒を持つ金レイアの武器を持ち出した。この、名付けて蝶のように舞い、蜂のように刺す作戦は功を奏して、比較的(筆者は)安全に戦うことができた。
毒らせてしまえば、あとはのんびりと煎茶でもすすりながら、敵がじわじわと弱っていくのを見ていればいいだけだからね!
こら!
そこ!
卑怯とか言うな!
と、まぁ、なんとか宝纏10はクリア!
これで前にも書いた通り、最大金冠と最小金冠以外の勲章はすべて揃いました!
これでもう、悔い無くMHXXへいけます。
LYNXさん、どうもありがとうございました!
あ、そうそう…。
いったい何があったのか、この、アキラのMHX日記へのアクセス数が最近以上な伸びを見せております。昨日など過去最高の500件突破を達成しました!
本日は400件くらいですね。
筆者が一番驚いております。
みなさま、いつもご愛読ありがとうございます!
これからも、よろしくお願いします!
新天地へのプロローグ
思えば、今年初のモンハン日記ですね。
こちらは、予告宣伝の日記ですけど。
昨日、ついに配信されましたね。
MHXX体験版
筆者、すっかり忘れていて、これを書くほんのちょっと前にダウンロードしました。期待半分、恐れ半分といったところでしょうか。
さてさて、MHXX日記専用のページを設けておりますので、記事はそちらにて。まぁ、いつも通りなんの役にも立たないドタバタプレイを書きまくる予定ですので、仕事の休み時間にでも「フフッ…」とひと笑してもらえたら幸いです!
では、MHXX日記にて、またお会いしましょう。
MHXX日記へは、こちらから。
あいるびー・ばっく MHX編
ずいぶんと久しぶりの投稿になってしまいました。アキラです。
MH4Gの方も同時に、最近あったことをまとめて記事に書いておりますのでそちらもよろしくお願いします。
まずは恒例の近況報告をば。
つい先日、風邪を引きました。筆者は異常に免疫力が高いので学校をサボりたいとき以外は一日寝るとほとんど完治するのですが、今回の風邪は我が人生において最強の風邪のようで、発症から完治まで7日、寝込んだ日数は4日にまで及びました。今年の風邪はやばそうです。喉と頭痛でした。どうぞみなさんも気を付けてください。
そんな風邪にも負けず【カクヨム】という小説投稿サイトで【増本アキラ】という名前で小説を連載し始めました。本が増えると書いて増本です。いまはDahlia~ダリア~という小説を連載中です。ここでは砕けたおバカな文章ばかりを書いておりますが、そちらではまた違ったものを載せているので、もしよかったら読んでみてくださいね。
URLはこちら。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882107778
さてさて、筆者の4年使っているアイフォンでとうとう写真が撮れなくなってしまったのでしばらくは写真無しになってしまいますが、書いていこうと思います。
発表されましたね、次回作。
MHXX
正直なところMHXの追加版は出ないものと思っていたので少々驚いております。しかも脈々と受け継がれていたGではないということにも驚きを隠せません。なるべく情報は見ないようにしているのですが、それでも多少の噂というものは入ってくるので、その知識だけで書きます。まあ、その数少ない情報をケンシロウ、やっちゃんと共有し、様々な談義をしているのですが、なんとも。やっちゃんに至っては「もう、モンスターハンターは元に軌道には戻らない。諦めた! 出されたものを楽しくやる!」という極地に至った模様。ケンシロウはGOD EATER2 レイジバーストをやって「モンハンは完全に道を逸れたな・・・。」とつぶやく。それは筆者を始め、我が盟友たるランサー猫も同じ意見である。
だがまあ、ユーザーである以上、提供されたものでどれだけ楽しく遊べるかということしかない。そしてそれはこの日記を書き始め、チームを作って思ったことであるが、やはり一緒に遊ぶ人にかかってくる。ただ野良で入ってクエストを無機質にこなすだけだったMH4、MH4Gの時代には実感し得なかったことである。だからきっと、チームがある限りはなんだかんだ楽しめるのではないかと思っている。そしてやっぱりモンハンが好きだ。
さて、ここから少し思い出話も交えながらMHXXについて書く。まずMHXXには新しいスタイルが2つ追加されたらしい。ブレイヴスタイルとレンキンスタイルだ。その詳しい内容は知らないのだが、筆者はどうもレンキンというスタイルに興味を惹かれる。だってどう考えてもアウトローでしょこのネーミング! タルを掲げる絵もそうだし、アイテムメインなのだろうか。とにかく、テクニックを要して癖のある特性なのではないかと筆者は妄想している。おそらく、真っ先にやるだろう。
次に、新たなモンスターの情報。
まさかまさか、あの飛竜が二つ名になるなんて・・・。
塵魔
ルックスを見れば、片方の角だけが異常発達している。モノブロス、ディアブロスの角は折れると、しばらくしてから再生するという設定なのだが(確か・・・)その再生の際に異常発達してしまった、と、こんな感じなのだろうか。いずれにしても、筆者がMHXの時に「こいつの二つ名とだけはやりたくねぇな。」と思っていたモンスターである。ちなみに筆者はモノブロス、ディアブロスの咆哮が大好きで、この雄叫びを聴きたいという動機だけでランスを担いでクエストに赴いたりもする。それくらいには好きだ。もうひとつモンハン雑学を書いておくと、ディアブロスは草食系で主食はサボテンである。その甲殻は見た目のわりに質量が高くて重い。黒いディアブロスは繁殖期のメスであり、その体色は周囲への威嚇である。有効な戦法として、砂に潜ってから音爆弾で動きを止め、砂から抜け出した時に閃光玉で撃墜するという流れがよいとされる。ただし、怒り時は音爆弾が効かないので注意。
王立書士隊によると【黒猫】の異名を取る黒いディアブロスが存在している。その個体は大変強力で、常時怒り状態にあるという。異名の由来は両方の角が既に破壊されており、そのシルエットが黒い猫に見えることから。
しかし、ディアブロスの二つ名が出るとしたら絶対に【魔王】だと思ったんだけどなぁ。これはMH2ndGにまでさかのぼる。
片角のマオウ
というクエストがあったのだ。そこに出てくるディアブロスは片方の角が折れていて、恐ろしいほどの体力を誇っていた。その体力は通常のディアブロスの5倍は余裕であったと思う。四人がかりでもかなりの長期戦になる。あのクエストは筆者、やっちゃん、ケンシロウのトラウマとなっている。
だが、もしかしたらその片角のマオウの角が修復し、新たな称号【塵魔】を纏い、時を経て再び筆者達の前に立ちはだかったのではと考えると、なんともロマンチックではないか。他にもディアブロスに関しては【紅蓮の双角】という紅いディアブロスを討伐する漫画があったりする。ディアブロスへのロマンは尽きない。
だがしかし、バルファルクはいただけない。
あれ初めて見た時、特徴を読んだ時に確かなモンハンに対する絶望を抱いた。これもうFFとかGOD EATERのモンスターじゃないかと。そしてもう軌道修正ができないところまで来たのだなと思った。その辺の考察やあれこれは筆者のような末端のブロガー、発信者ではない、モンハンの黄金時代からモンハンを愛し続けてきた大御所、著名な先輩方、有識者様に
お任せするとします。
MHXXの発売は来年の3月。
ディアブロスとレンキンスタイルを楽しみにしつつ、またチームのみんなで面白おかしく遊べることを心待ちにしております。
って、いま現在もMH4Gで遊んでますけどね!